- OpenAIはSoraのWeb/アプリを2026/4/26、APIを2026/9/24に終了予定。長期運用なら乗り換え前提で考える
- 2026年の実用トップはVeo 3.1・Kling 3.0・Runway Gen-4.5。単価はKling≈$0.10/秒〜Sora $0.75/秒と幅がある
- 非エンジニアの選定基準は『一発で使える率(作り直しの少なさ)』『単価』『用途適合』の3つで足りる
- ヒーロー映像はVeo、量産はKling、細かい制御はRunway、という分担が実務的
ツールが終わる。これはAI時代に何度も起きます。大事なのは慌てないこと。技術者がいなくても、選び直しの物差しさえ持っていれば対応できます。
2026年3月、OpenAIがSoraの提供終了を発表しました。Web/アプリ体験は2026年4月26日、APIは2026年9月24日で終了の予定です。Soraを制作フローに組み込んでいたチームは、乗り換えが必要になりました。
アレンジのクリエイティブチームにエンジニアはいません。それでも、この再選定は問題なく進みました。理由は、ツールではなく**「選ぶ基準」**を持っていたからです。
前提:ツールは終わる。基準は残る
AIツールは入れ替わりが激しい領域です。特定ツールに依存しすぎると、終了のたびに振り回されます。だから持つべきは「どのツールが正解か」ではなく「何を基準に選ぶか」。基準さえあれば、ツールが変わっても判断できます。
2026年の現在地(事実)
まず外部の事実を押さえます。2026年時点で、実用トップはVeo 3.1・Kling 3.0・Runway Gen-4.5。それぞれ強みが違います。
| ツール | 強み | 秒単価の目安 |
|---|---|---|
| Veo 3.1 | プロンプト忠実度・ネイティブ音声・4K。ナレーション/シーンに強い | 約 $0.15/秒(fast) |
| Kling 3.0 | 映像の質と複雑な動き、マルチショット。量産向き | 約 $0.10/秒 |
| Runway Gen-4.5 | カメラワーク等の細かい制御、キャラ一貫性 | プラン制 |
| Sora 2 | 写実性は高いが提供終了予定 | 約 $0.75/秒 |
単価は最大で約7倍の開きがあります。量産する企業ほど、この差が毎月のコストに効いてきます。
非エンジニアのための「3つの物差し」
技術仕様を読み込む必要はありません。見るのはこの3つだけです。
特に①が重要です。生成が速くても、採用できる初稿が出なければ作り直しが発生し、結局トータルでは遅くなります。速さではなく「一発で使える率」で選ぶ——これが現場の実感です。
アレンジの結論:用途で分担する
1つに絞らず、用途で分けました。
- ヒーロー/ナレーション映像 → Veo 3.1(忠実度と音声)
- SNS向けの量産 → Kling 3.0(単価と物量)
- カメラワークを作り込むカット → Runway(制御)
万能の1本を探すより、用途ごとの最適を組み合わせる。
量産で破綻させないために
ツールを選んだら、次は品質です。生成物は一定の確率で破綻します(人物の手や顔など)。速くなったからと人間チェックを省くと、品質が落ちる。これは一度やらかしました(失敗ログ #007)。
最終チェックは必ず人が持つ。エンジニアの有無に関係なく、ここだけは外しません。
まとめ
- Soraは終了予定(Web/アプリ 2026/4/26、API 2026/9/24)。長期運用は乗り換え前提で
- 実用トップはVeo 3.1・Kling 3.0・Runway Gen-4.5。単価は最大約7倍の差
- 非エンジニアは「一発で使える率・単価・用途適合」の3基準で選べば足りる
- 1本に絞らず用途で分担。最終チェックは人が握る
ツールは変わります。基準を持っていれば、毎回ゼロから悩まずに済みます。